教育ローンを検討する際に知っておくべきポイント

教育には何かとお金がかかるものです。私立の学校へ行くとなるとなおさらです。そうした中、我が子に良い教育を受けさせてやりたいけれど、先立つものがないといったケースもあるでしょう。そんな時にうまく利用したいのが教育ローンです。そこで、その仕組みと利用を検討する際に押さえておきたいポイントについてご説明します。

☆国のローンか民営のローンか

教育ローンとは、教育関係に必要なお金を比較的低利で融資してもらえるローンのことです。したがって、ローンの対象になるものは、学費、受験費用、教科書代、通学費用、修学旅行費用、ひとり暮らしをする場合の家賃、敷金などに限られています。また、教育ローンには国のローンと民営ローンがあります。まずは、どちらを利用するかの選択が重要です。国のローンは民間に比べて金利が低いのが魅力です。ただし、利用の際には制限がつきます。低所得者優遇の制度なので、年収が規定のレベル越えると利用自体ができないのです。しかも、融資上限額が決められています。それに対して、民間の教育ローンはそのような制限はありません。固定金利の他に変動金利も選択でき、しかも、子供の就職後に親のローンを引き継ぐ「親子リレー返済」などさまざまな返済方法があります。その代わり、国のローンに比べて金利が高く、借入の条件として十分な返済能力があるかを問われます。したがって、所得が低くて少しでも低金利で借りたい人は国のローンを、返済能力に余裕があって高額の借り入れをしたい場合は民間のローンを選択するべきでしょう。

☆奨学金との違い

教育ローンと似たようなものに奨学金がありますが、両者は基本的に異なる制度です。教育ローンはローンなので、当然お金は返さなくてはなりません。一方、奨学金は給付型と貸与型があり、前者は返済の必要がありません。貸与型の場合も在学中に返済義務はなく、それまでは利子も発生しません。例えば、最も利用者の多い日本学生支援機構には、第一種奨学金と第二種奨学金の2種類があって後者の場合は上限3%の利子が付きますが、前者の場合は無利子です。ちなみに、教育ローンはお金を借りた保護者に返済義務が発生しますが、奨学金の返済を行うのは学生自身です。比べてみると、奨学金の方が教育ローンより有利な点が多いように思えます。しかし、奨学金を利用するには所得の上限が設けられている上に、学生自身が水準以上の学力を有していなければなりません。また、返済が不要な給付型奨学金の場合は、より高い学力と学習意欲を求められます。

☆教育ローンのメリットとデメリット

教育ローンのメリットは、金利が低く必要な時にいつでも借入ができる点にあります。奨学金は毎月受け取れるお金の額が決まっていますが、教育ローンの場合は審査にさえ通れば必要な額を一括で受け取れます。急にお金が必要になった時も追加で借入の申請が可能です。審査基準も奨学金に比べればゆるくなっています。また、民間の教育ローンであれば幼稚園や小学生から利用できるのも大きなメリットです。その代わり、在学中であっても利子の返済が求められますし、低利子といっても奨学金よりは高い金額を払わなくてはなりません。これらの点を考え合わせると、まず奨学金に申し込んで審査に通らなかったり、奨学金の額では不足だったりする場合は教育ローンを利用するという方法を検討してみてはいかがでしょうか。

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